akitoの放課後

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管理人の好きなもの、主にシャニマスについて発信していくブログです

好きなシャニマスプロデュースコミュ(W.I.N.G.~S.T.E.P.)ランキング(2023)

2023年は4月のルカ実装に始まり、シーズのLanding pointや各アイドルのS.T.E.P.が順次公開され、12月にはまさかのだぶるは(羽那とはるき)W.I.N.Gまで来てくれて本当に盛沢山な1年でしたね~。

 

最近はシャニマスもマーベルシリーズなんて言われるぐらいシナリオ全てに追いつくのに時間がかかってしまうのですが、コメティック、とくにだぶるはなら今から追えば最初からなんで、今がチャンスですよ!

 

 

 

というわけで

 

2023年個人的に好きだった
プロデュースコミュ(W.I.N.G.~S.T.E.P.)ランキング

 

やっていきたいと思います。

 

基本的にはご自身で体感して欲しいので根本的な内容のネタバレは避けていますが、今回取り上げるものはプレイすれば誰でも読めるシナリオなので、折り畳み付きでネタバレしちゃいます。

 

 

※企画の注意点

  • 対象になるのは2023年中に実装されたカード、楽曲、コミュなど
  • どのイラストやお話にも優劣は無いけど、個人的に好きな順位で紹介している

以上を踏まえてご覧いただければ幸いです。

 

 

 

第3位 西城 樹里  S.T.E.P.編

 

樹里が過去にバスケをしており、今はしていないという情報は、これまでも示唆されていた情報でした。 しかし、「何故」という部分のお話は描かれておらず。STEP編で明かされるのではないかと思われていました。 


まさにそういったお話で、何故今はバスケをしていないのか、そして何故アイドルを頑張ることにしたのかという経緯がより詳細に描かれています。


なお、バスケをやめたと表記しないのは、お話を読んだ方には分かってもらえると思いますし、そう書きたくなかったから、今はしていないと表記します。 
 


一度何かに打ち込めば、真摯に、誰よりもまっすぐ努力する樹里が、何かを諦めるということにはやはり疑問があったので、 なにか外的要因が大きく影響しているんだろうなとは推測出来たとは思いますが、中々に複雑な事情だったといいますか、とても現実味のあるお話だったように感じます。 

 

実にSTEPらしく、どうしてバスケなのか、何故アイドルの道に進んだのかが、色んな登場人物によって複層的で、しっかりと構成されたシナリオで描かれていたのが嬉しかったので、選出させて頂きました。 
 

 

以下ネタバレを含む

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時系列で事象を見ていくと 

  1. 幼少期に兄と一緒にバスケを好きなり、そこからは兄は選抜選手になる程の有名な存在になった
  2. 高校ではそんな兄の存在も影響して、部活メンバーから偏見を受けて部内で浮いた存在になる
  3. 部内のこともあり、学外で男子中心のストリートチームで活動するが、男女の身体差の壁があり、やむなくチームから脱退 

といった感じになります 。
 

樹里にとっての兄がどんな存在であったか。

それはイベントコミュ「夢色ストライド」で一部描写がありましたが、年齢が上なこともあって、自分より運動も勉強出来た兄への憧れを抱いていたことが分かります。


しかし、常に兄と比較され、部活メンバーからは偏見も受けるなど、一番近しい存在で憧れでもある兄の存在が、ある種の壁のように立ちはだかってしまうというのはとてもつらいものがあります。

 
樹里が選手として特別秀でている訳では無かったことや、バスケだけが全てじゃないという兄からの言葉に「兄貴にだけは言われたくねぇよ…」と返す樹里の言葉など、非常にリアリティがあり、今に至るシナリオに納得感が湧きます。 

 

そして、プロデューサーの言葉がきっかけで、初めの一歩を踏み出し、ステージだけじゃない努力やすごさなど、その世界を知ることでやってみようと踏み出しました。

 

また、本人だけではなく、樹里の兄や父の想いもあって今があると分かりました。家族の皆が、樹里の境遇を分かった上で応援してくれているのも、なんだかホッとしたというか心強い気持ちになって嬉しかったです。

 

こういった経緯を見ると、常に全力で、誰にだって一人一人真摯に向き合うプロデューサーや放クラメンバーとの出会いが、樹里にとってどんな出会いだったのか、考えただけでもう涙が出てきちゃいます。 

 

【秋陽のスケッチ】のあの一言にも、さらに重みが増すといいますか… 

【秋陽のスケッチ】 True Endコミュより抜粋

 

予告にもある「あの音が好きだ 今はもう聞こえない 」「けれど」といってバスケをプレイしている時の音が聞こえる演出。けれど…で、今は放クラ皆の声が支えてくれるんじゃないかなと考えていたんですが、まさにそのシーンがあり、分かっていてもボロボロに泣いてしまうくらい、これまでの歩みで深まった樹里と放クラの絆の深さを感じた瞬間でした。 

 

その時は今ではないかもしれませんし、これを言うのもかなり野暮だとは思います。 
でもやっぱりいつか、いつか放クラの5人でバスケをする樹里ちゃんの姿が見たいと心の底から感じました。 

 

 

 

第2位 白瀬 咲耶  S.T.E.P.編

 

こちらもこれまで仄めかされていた咲耶の家庭状況に関するお話。 

 

過去の限定カード【海と太陽のプロメッサ】でも名言はされていませんでしたが、内容的にはやはり…という反応が実装当時に多く見られ話題となりました。 


なお恒常カードや共通コミュ(LP等)でも、父の帰りが遅く、家で一人でいる時間が多かったという描写があったため、咲耶のコミュを網羅的に見ていなくてもある程度の事情は察することは出来ました。 
 
いつかその話をする時が来るのかなと思っていましたが、予告の背景にがっつり写っているのを見て、かなり驚いた記憶があります。 


今から思うと切り離せない話だな~とは思うんですが、個人的に心の準備が出来ていなかったので、正直予告見てからずっとドキドキしていました。 
 


基本的に S.T.E.P.はアイドルになる前のお話なので、最初に読んでも時系列的なずれは生じないのですが、個人的には「GRAD」や「LP」も合わせて読んで欲しいと強く感じるお話でした。どのお話も本当に傑作と呼べるほどのシナリオなので、興味がある方は是非…! 

 

咲耶LPに関しては、↑の過去記事でも紹介してるので、ネタバレ気にしない人は是非読んでもらえると嬉しいです。

 

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今回のお話で咲耶の両親は既に他界していることが判明しました。 
事実として文章で書き記すだけでも辛くなります。 
 
また、母について語られたのもおそらく初めてだったと思います。 
母が亡くなり、父子家庭として過ごした期間があって、父の他界後は祖父母と生活をしていたことも分かりました。 
 
「寂しがり屋の大型犬」といった表現をされることもありますが、背景を知るとあまりそのことをいじりたくなくなるといいますか…咲耶にとってのアンティーカやプロデューサーがどのような存在であるか、これまでのお話だけでも痛いほど伝わってきます。 

 

 

咲耶が墓前で、アイドルになることを報告するシーン。初めて読んだ見た時はもう泣きすぎて全然次のセリフに進めなかったです。

だって、両親からのおまじないが、咲耶をアイドルの道に進む後押しをしたんですよ、まるで咲耶に寂しい想いをさせないようにと…。

 

LPのネタバレにもなってしまうのですが、咲耶が周囲から「愛」を受け取っていると気づき、同じ境遇の少女との出会いで、「アイドル」として寂しがっている誰かの支え
になれたことが、後からも効いてきて、書いてるだけで本当に涙が出ます。 

 


決して悲しいお話ではなく、プロデューサーからの「魔法」と、両親からの「おまじない」があり、咲耶が自分で「選んだ」アイドルで、なりたい自分へと努力している姿がとても美しいと感じるシナリオでした。

 

 

第1位 七草 にちか  Landing Point編

 

これは本当に個人的に待ちに待ったというか、にちかでこういう話を出来るようになって欲しいし、やって欲しいと思っていたお話だったので、単純に嬉しかったという点だけでも一番でした。

 

W.I.N.G.~G.R.A.D.をみても、にちかのアイドル活動はまさに、「苦しそう」と表現出来るような日々だったと言えます。 

 

それがようやくここまで来れたんだなぁという感じですが、制作側としても「セヴン#ス」を経由したからこそ実装できたものだったと思います。

 

今回のことが、今のにちかが望んだ形で、にちかが目指していたものではなかったかもしれません。ただ私にとって、ライブを終えた後のあの表情、声を聞けただけで、良い経験だったと思えます。

 

そして最後に直接では無かったにせよかけてくれたあの言葉。

おこがましいと感じながらも283プロ所属のにちかではなく「七草 にちか」のために身を粉にし、心まで削りながら寄り添ってきたプロデューサーに対して、出てくれたことが本当に嬉しかった。

 

今までだってそんな気持ちには気づいていましたし、例えそれが直接かけた言葉では無くても、想いだけではなくきちんとした言葉として表れたという点で、もうとんでもない出来事なんですよ。

 

後やっぱり我儘なことを言うと、この話は是非順を追って読んで欲しいです。

 

単純に読んでいないと分からないシーンが引用される個所が多いことや、公式が唯一シーズに関しては時系列を明示していることもあります。

 

 

これ全部読めって…? そうだよ(遠い目)

 

でも、全部読み終わって、現在に着地した瞬間の感動は絶対素晴らしいものだと自信をもって言えます。まぁオタクって皆自分が好きなものはそう言うけどね…


とりあえず気になった方は、にちかのW.I.N.Gかイベントコミュ「ノーカラット」から入ってみて、興味が湧けば読み進めるのが良いかと思います。
 

 

以下ネタバレを含む

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話をLanding Pointシナリオに戻します。

 

まずは冒頭、にちかと一緒にスーパーのセールに付いて回るシャニPが健気すぎる… 

 

【夜よこノ窓は塗らないデ】やG.R.A.D.の時に比べると、この時点からにちかの言葉に少し柔らかさを感じました。

 

その後の大まかなシナリオとしては、シーズのワンマンライブが決定する中で、にちか個人にダンス教室の1日講師のオファーが来るというもの。

 

プロデューサーがにちかに楽しんで欲しいと思って受けた仕事であると伝えた時も、素直になれず小言を言っていた感じで表情も柔らかかったですし、にちかにオファーが来たということも素直に嬉しそうに受け取ってくれていました。

 

これまでのにちかの精神状態であれば、また違った反応をしていたと思います。それが、今はこんなに素直に受け止められるんだ…と嬉しくなりましたね。

 

また、にちかのファンに対する心情やファンと向き合う描写などはこれまで全くといっていいほどありませんでした。そんなにちかが、子供相手ではあるものの、飾らないにちかとしてファンと対面する描写があったのも個人的に感動的でした。。 
 

 

そしてシナリオ中盤でまさかの「ぴょぷぷ~」再来。

どんな絡ませ方をさせるのかと思いきや、ガチな失礼発言を繰り返すなんとも嫌味なキャラクターでした。

 

オンエアに関係ない楽屋でもあんなこと言う必要無かったのに、生放送での自分のことしか考えてないやり方が本当に最悪すぎた… 

 

許せないこともあると思います。(YKKKRK)

 

そんな失礼に発言にも、そんなとこ見てないと跳ね返せる段階まできていました。

すごいよにちか、すごい。

 

 

そして迎えたユニット単独ライブ。

ライブ中のにちかの自信を持った表情、そしてライブを終えた後の満足気な表情。

これですよ、これを見たかった…本当に。



そして最後のシーン。

 

ここも椅子から転がって床で転がりながら爆泣きしてました。

いや比喩とかじゃなくて本当にびっくりしすぎて体吹っ飛びましたもん。

 

にちかの発言に棘があるのは、気恥ずかしさや苛立ちからくる余裕の無さによるものなので、プロデューサーがにちかのことを大切にしてくれているのはにちかも分かっていたと思います。

 

ただ、今のにちかだからこそ、そんな優しいプロデューサーのいってきますに対して、直接でなくてもいってらっしゃいと穏やかな表情で返せたんです。

 

それが本当にひたすら嬉しくて嬉しくて…

感動した、感謝した…? いやもうどんな感情か言語化出来ないんですが、嬉しかったですね、やっぱり。

 

 

以上、2023年個人的に好きだったプロデュースコミュランキングでした。

 

明日でいよいよ2023年も終わりですね~。

私は大掃除しながら次の記事の作成をしているので、まさに師走といった感じです。

 

では、次回は好きなシャニマスイベントコミュランキング(2023)で最後を締めたいと思います。それでは~。