皆さんはセレチケをどのように使っていますか?
セレクションチケット(通称セレチケ)は、SSRもしくはSRのアイドルを獲得できるアイテムで、周年イベントや何かの節目に販売されます。
欲しかった担当アイドルを迎えたい、グレフェスで強いアイドルが欲しい、あのアイドルのイラストが好き!など、色々な選び方があると思います。
基本的にはPSSRアイドルを選べば、True Endコミュ開放で6,000ジュエル貰えるので、ほとんどの方は未所持PSSRの獲得に使用しているでしょう。
もちろん自分の担当や気になるアイドルを選ぶのが一番です。
ですが、グレフェスはほとんどプレイしない方や、セレチケをどう使おうか迷っている方などに向けて、またいつもとは違った選び方も提案出来ればと思って、今回の記事を書こうと考えました。
私が皆さんに、このコミュを読んで欲しい!というアイドルをユニット毎に数枚ずつ紹介していきたいと思います。
≪注意≫ 今回はコミュの内容にもある程度触れて紹介しているものもあります。
さらっとどんなカードが選ばれているか目を通すだけでも嬉しいので是非参考にしてみてください。
イルミネーションスターズ
まずはイルミネーションスターズ。
イルミネからはこのPSSRアイドルを選びました。
【日々を紡ぐインヴェルノ】八宮 めぐる
True Endコミュでめぐるが語る「星」についてのお話が素敵で、お気に入りの一枚。
めぐるといえば、PSR「チエルアルコは流星の」やイベントコミュ「Star n dew by me」が有名で、全部見てないと楽しめないんじゃないかと思われる方もいるかもしれませんが、ご安心ください。めぐるの性格をあまり知らない方でも楽しめるコミュです。
勿論、めぐるのことをもっと知りたい!という方にも見て欲しいお話で、めぐるならそういう反応をするよねと感じたり、めぐるはそんな風に考えて歌を歌っているのか、と新たな一面を知ることが出来ます。
大筋としては、海外の友人がめぐるのアイドル活動をきっかけに連絡をくれるというコミュ。久しぶりに友人と交流することが出来て、とても嬉しそうにしているめぐるが純粋に可愛いとこもオススメポイントです。
めぐるが人との繋がりを大事にすることや、星を冠するユニットに所属していることなどを上手く絡めたコミュになっていて、さくっと読むことが出来るけど奥が深い、そんなお話です。
アンティーカ
【雨に祝福】三峰 結華
プロデューサーと結華との信頼関係がより固くなり、一歩前に進んだ物語。
アイドル・三峰結華としての成長にも繋がっていました。
とあるドラマのオーディションに挑む結華でしたが、その役はアイドルの結華のイメージとは少し違った性格をした人物で…といったお話で、アイドルの仕事に絡んだコミュになっているのも個人的に好きなところです。
オーディションをきっかけに、プロデューサーと結華はとあるやり取りが出来るようになるんですが、これが非常に感慨深いものがありまして、他の結華のコミュを読んできた方には是非とも押さえて欲しい一枚です。
これまでの結華が苦手にしていたといいますか、出来なかったことが出来るようになったという関係性の変化が描かれています。
あくまで私の「オススメ」という観点ですが、いくつか結華のコミュを読んで、三峰結華はこういう女の子なんだと分かってうえで読んだ方がシナリオの説得感は増すのかなと思っています。
もちろんこんな風に読むべきという決まりはありませんので、気になったらとりあえず読んでみようという気持ちがあれば、その気持ちを大切にしてください。
【菜・菜・輪・舞】幽谷 霧子
おそらく初めて(?)霧子の家庭の様子が描かかれたカード。
イラストにもなっているケチャップのCMでピザトーストが出てきますが、それにちなんだ霧子の家庭のお話がすごくあたたかくて、ほっこりする優しいお話です。
霧子のコミュは独特で、最初は少しわかりにくいところもありますが、このカードコミュは比較的分かりやすいお話が多い印象で、随所で霧子の優しさも感じられるところがオススメです。
余談にはなりますが、アイドルイラストがめちゃくちゃ可愛くないですか。
好きなガシャ演出は?と聞かれたらTOP3には絶対入ります。
アルバムで一生ガシャ演出を再生できるのは爆アドなので、コミュ関係ないですけどセレチケ候補にしてはいかがでしょうか。
放課後クライマックスガールズ
【砂糖づけ・ビターエンド】園田 智代子
実は以前も紹介したことがある一枚
とある舞台の代役を引き受けることになるお話。その舞台とは続編作品であり、作品ファンには前作キャストのイメージがあり、厳しい声も聞こえる中で智代子がどのように役と向き合うのかが描かれています。
キャストが変わることへの不満、舞台経験の少なさなど様々な困難にも直面しますが、智代子が頑張る姿を見ることが出来るコミュです。
智代子といえばこんなイメージあるかもしれません。
いずれも初期カードですが…笑
智代子は明るく元気で、少しドジっ娘というか慌てていたりツッコミ役だったりな印象がありますよね。
もちろん智代子のそんな姿も大好きです。ですが、シャニマスアイドルで一番かっこいいのは園田智代子だ、とも私は思っています。
智代子は誰かのために頑張る時に、誰よりもカッコいい姿を見せてくれます。
あすみちゃん(智代子の友人)やファンの為など、GRADやLPでも、誰かのために努力する姿を、智代子はたくさん見せてくれていました。今回のお話でも、代役を引き受けるうえで、見てくれる人や作品のファンのために頑張る姿が描かれており、これまでのそういった姿を見てきたからこそ、めちゃくちゃ感情移入しちゃいました。
まだ智代子のことをあまり知らないという方でも、智代子の魅力をたくさん感じることが出来るコミュであり、智代子と歩んできたプロデューサーさんには絶対に読んで欲しいカードです。
【水色感情】杜野 凛世
ファミ通アンケートの、好きなプロデュースアイドルのコミュでランキング上位常連にもなっているカード。True Endコミュの「R&P」が特に有名です。
このカードをオススメに挙げたのは、もちろんTrue Endコミュがめちゃくちゃ良くて、皆さんに見て欲しいというのもあります。しかしそれだけではありません。
個人的には、プロデューサーと凛世の関係の転換期になっていると感じたカードで、ここから色んな凛世のコミュを見てもらいたいですし、他の話を見たうえでこのコミュに立ち戻ってみても面白いのではないかと思っています。
※ごめんなさい、このカードの紹介はネタバレ要素多く含みます(というかほとんどネタバレです)ので、先に注意しておきます。
メインのお話としては、とある店舗(喫茶店?)でのプロデューサーと凛世の会話から始まります。店に置いてあった蓄音機を使っても良いとのことで、少しはしゃいでいるようなプロデューサー。凛世にレクチャーしながら、とあるレコードを再生します。
ここで「どぅ どぅ らむぅれ どぅ」という言葉が出てきます。
この言葉が気になる方は、 L' Amour Est Bleu(恋はみずいろ)という楽曲を検索してみて下さい。コミュを見る前でも後でも、調べてみるとよりお話の内容が分かると思います。
そしてこの曲を再生した二人は、何て言ってるかはわからないと話していましたが、聴いていればわかるような気がするという凛世に対し、プロデューサーはわかるまで聴こうかと返します。そしてこの日を境に、プロデューサーはふとした瞬間でこの曲が頭に流れるといった様子が描かれていきます。
後のTrue Endコミュにも繋がりますが、この出来事からプロデューサーに変化が現れ、凛世に対する向き合い方が少し変わっていきます。
勿論、プロデューサーとアイドルしての関係性の変化でもありますが、プロデューサーが凛世の恋心に触れるきっかけにもなるようなお話だったように感じています。
初期から水色感情以前の凛世とプロデューサーのお話は、すれ違いが多いというか、気持ちが通じ合うというよりも、発言が違う形で受け止められていた印象があります。
もちろんプロデューサーが恋心に気づいたらゲームとして話が進めづらいので仕方ありませんが…。
レコードの話を少し変換してみましょう。
凛世自身も自分の恋心がどんな形でどんな色をしているのかわからない、でもずっと一緒にいれば、ずっと考えていればわかるような気がすると言います。プロデューサーはそんな凛世に対し、わかるまで聴こうと返しています。少し変換が強引かもしれませんが…。
相変わらずプロデューサーは凛世の気持ちに対して鈍感かもしれません。しかし。わかるまで向き合うと話しているのです。いや~…なんか感慨深いですよね。
そして、後のコミュ(4つ目)にて、事務所に迷い込んだ蝶を見て水色だからミズイロアゲハじゃないかといった話をするんですが、プロデューサーはその際にもあの時再生したレコードの曲が頭をよぎり、水色というよりブルーだと言います。
ブルーは凛世のことでしょう。恋は水色ではなく、青だとプロデューサーは感じたのではないでしょうか。勿論、これで凛世の恋心に気づいたという訳では無いと思います。しかし、自分に向けられた特別な感情の一端を意識した表現であるようにも捉えられませんか?
そしてTrue Endコミュの「R&P」
これはもう、見てもらうしかありません!実際に見た時の衝撃というか、可愛さというか…本当に「ヤバい」です。
感情の起伏が大きく表出することは少ない凛世ですが、ここでは大爆発します。
また、そんな凛世とは対照的に、凛世のことを分かっていなかったと少し落ち込むプロデューサーが描かれます。相変わらず両者の心の動きが逆になってはいるのですが、心配はすることはありません。プロデューサーは凛世を知ろうと、「わかるまで聴こう」と決めたのですから。
いや~ほとんど内容喋っちゃってますね…。このカード好きすぎて書くの止まらなかったんです。セレチケ悩んでる方…何卒「杜野」をよろしくお願いします!
【♥AKQJ10】有栖川 夏葉
私は声を大にして言いたい。
皆さん!!!このカードはイラストがエッチなだけじゃないんです!!!!!
夏葉の魅力がめちゃくちゃ簡潔に詰め込まれているカードで、アイドルとして、有栖川夏葉としての新たな歩みの始まりのお話でもあります。
内容としては、とあるゲームのイベントにてキャンペーンガールとして出演を依頼されるというお話。そのゲームに出るキャラクターが夏葉に似ていると話題になったことがきっかけのオファーでしたが、ゲームのファンからはアイドルを起用することに厳しい意見も…。
今回のお話で、夏葉は「怖さ」を知ることになります。成人しているとはいえ、まだ大学生。普段のカッコいい夏葉を想像してるとつい忘れてしまいますよね。
ですが、今回もやはりプロデューサーの存在が大きかったです。プロデューサーと夏葉の厚い信頼、互いをリスペクトした相棒のような関係性が私は大好きで、このカードでもそれがめちゃくちゃ感じられました。
そして、有栖川 夏葉はやはり、有栖川 夏葉でした。「怖さ」を知った夏葉は、今回の件を機にまた新たな道を進むことになります。
より良い有栖川 夏葉でいるために、自分の弱さも受け入れ、前を向いて進んでいくことの出来る芯の強さ。夏葉の素敵な内面が本当によく描かれていたと思います。
夏葉のGRADやイベントコミュ「ミッション・コンプリート!」にもつながるお話でもありますので、是非チェックしてみて下さい。
アルストロメリア
【I♡DOLL】大崎 甘奈
このカードも、True Endコミュがすごく好きなカード。
甜花がアイドルとしての自分について話す場面があるのですが、その話が甜花にとってとても重要なお話だったと感じています。
甜花はどちらかというと、出来ないことの方が多いキャラクターとして描かれています。その度にプロデューサーであったり、甘奈や千雪など周囲の人間に助けてもらう様子もよく目にすると思います。
周りに助けられることが多い甜花ですが、それが甜花の強みでもあります。
出来ないことを出来るようにしようとする努力も勿論素晴らしいことです。しかし甜花は、周囲の力を借りて、自分が持つ力以上の魅力を発揮することも出来るのです。
ユニット間の絆が魅力的なアイドルがいれば、ストイックに練習をしてパフォーマンスで魅せるアイドルなど、様々な個性がありますが、そういった中で甜花の個性もまた違った魅力があるなと感じることの出来るお話でした。
【はるかぜまち、1番地】桑山 千雪
このカード、1番最初のコミュがめちゃくちゃ好きなんですよね~
初見で見た時に、ライターさんどんな人生送ったらこんなコミュ思いつくんだ!!!!ってびっくりしたというか、なんかもう色々すごくて爆笑してました。
これ体感したら、桑山千雪に「堕ちる」だろうな~と感じる要素が各コミュに散りばめられたカードで、千雪が気になる方には是非読んで欲しいです。
そしてやっぱりTrue Endコミュがすごく魅力的。
千雪の子どもっぽいところも垣間見えるのですが、プロデューサーとそんな無邪気な時間を共有している様子が描かれていて、楽しくもありつつ大人の自分には少しノスタルジックな気持ちにもなるそんなお話でした。
有名なイベントコミュ「薄桃色にこんがらがって」の実装からすぐ後に出たカードだったこともあり、余計に千雪の色々な表情が染みたといいますか、その時の思い出がたくさん詰まっていることもあり、オススメとして紹介しました。
ストレイライト
【starring F】黛 冬優子
すご~~~~~~~~~く端的に表現すると、『ふゆ』誕生秘話です。
いやもうこれだけで、すごいというか、読みたくなりません?読んでくれ。
流石にこの話は何を言ってもネタバレになるので、感想とかオススメポイント話にくいのですが、この話の好きなところは、特別な話にしなかったところです。
「普通」とかざらにあるっていう表現をしているんですが、シャニマスのこういうところが…好き。
そしてプロデューサーが本当にいい男すぎる。
コミュ全体を通してプロデューサーが冬優子にかける言葉がすごくあたたかくて、「ふゆ」にも冬優子にもかけてあげて欲しい言葉を伝えてくれているんですよね。その言葉を受けた冬優子の表情がまた…ね。
いや、もうこれ以上何て言えばいいかわかりません笑
すごく読みごたえがあるお話だと思いますし、冬優子の過去をしっかりと知ることも出来るので、悩んだらとりあえずコレ!と言ってもいいカードです。
ノクチル
【10個、光】浅倉 透
浅倉透って一体何を考えているんだろう、そんな感想を抱いた方は少なくないかもしれません。確かに透はアウトプットが不得手であり、表現が独特なこともあって、私も最初はどういった話なのか分からないことが多々ありました。
ですが、このカードコミュは浅倉透入門編といいますか、浅倉透ってどんな子?がストレートに表現されていて、改めて読み直すと分かりやすい話が多いと感じました。
なお、透の恒常PSSRがこのカードしかないとか考えてはいけません いや、やっぱおかしいわ…
なんというかシンプルに透が可愛いな~と思える話なんですよね。
顔もめちゃくちゃ可愛いですけど、プロデューサーと接している時の雰囲気とか、茶目っ気のある会話なども魅力的です。
浅倉透は財布が無いおもしろヤングなだけでは無いので、まだ透を知らない方には是非、可愛い一面も知ってもらえたら嬉しいです。
【オイサラバエル】樋口 円香
これは、美しいものの話(ガシャ演出時のセリフより)
このカードも何といいますか、すごく情報量が多い印象です。
もともと円香のコミュは独白する場面が多く、円香自身の感情が円香自身の言葉で描写されます。【オイサラバエル】でも、円香自身の考え方や気持ちが分かるようなコミュになっているため、これまでの円香の考え方ってこういうことだよねという補完にもなりますし、円香ってこういう風に感じていたんだという発見にもなるんですよね。
少しだけ内容をお話しますと、冒頭でプロデューサーが円香にミロのヴィーナスについての話をします。そこでは、欠けているからこそ各々の中で補完されて完璧になる、という考えが紹介されます。
その後もPイラストにもあるドライフラワーについての話になったりと、美しいものに対する定義についてや、それに対する円香自身の考えや価値観について知ることが出来ます。
オイサラバエル・老いさらばえる…老いて弱々しくなるという意味です。
命も、物も、花も永遠ではありません。命は尽き、物は壊れ、花は枯れるということでしょうか。カード名になっていることからも、円香のアイドル活動、ノクチルとの関係性、イラストのドライフラワーについてなどなど…色々なことが連想できるのではないでしょうか。ほら、もう気になってきたでしょう?今すぐ交換してきましょう。
個人的な感想で言うと、やはり円香はすごく優しくて、純粋な女の子だなと感じるお話でした。どちらかというと、冷静であったりシニカルな一面がキャラクター性として表れやすいのですが、思慮深いことから来るものであることがコミュを読めば分かってもらえると思っています。
円香といえば、【ギンコ・ビローバ】や【ピトス・エルピス】などの限定カードのコミュが話題になりますが、【オイサラバエル】はすごく素直に円香の心情に触れることが出来て、限定に劣らず見応えのあるカードなので、ノクチル推しのPにオススメしたいですね。
そしてTrue Endコミュを見たら…飛びます。
解釈は諸説ありますが…それも読んでからのお楽しみということで。
シーズ
【CHILY】緋田 美琴
美琴のパーソナルな部分が多く見ることが出来るお話。
12月実装のカードであり、寒さについての話にもなるのですが、北海道から上京した美琴にとっての寒さの話はすごく印象的でした。
パフォーマンスに対してストイックでクールなアイドルである一方で、プロデューサーとの会話の雰囲気は柔らかく、微笑ましい様子で描かれています。普段のこういう様子を、もっとアイドルとしても出せればなぁともどかしくなりますね笑。
美琴は1人でも黙々と努力することが出来ますが、やはりコミュを通してプロデューサーに対する信頼が見えるようになっており、良い関係性を築けているなと感じる一枚で、【CHILY】をきっかけに美琴が好きになる人が多いんじゃないかと思います。
以上、『コミュで選ぶセレチケ』オススメの恒常PSSRアイドルでした。
今回は自分が一番好きなものというよりは、オススメしたいという観点で選んだので、まだまだ皆さんに読んで欲しい!好きになって欲しいというアイドルやコミュがたくさんあります。
なので、今後もいろんな名目で紹介して、私の好きなものを発信していきたいと思っています。限定アイドルやプチセレチケで交換できるアイドルのオススメといった感じでまた記事を書く予定なので、一つでも誰かに届けばいいなと願っております。